賀茂神社

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由緒

宮城県指定文化財である賀茂神社は、元寺小路一七北田線泉市七北田橋の右岸上流3キロの古内にあり、冠川にかこまれた社叢神々しい閑寂な低い丘の上に建っています。
賀茂神社は京都の本社と同じく下賀茂、上賀茂の二社から成ります。下賀茂神社はもと只洲宮と称し貴船宮とともに塩釜神社の神職鎌田氏が宮城郡利府村野中男鹿島の屋敷内に祀ったのを創始とし、先に貴船宮を、ついで慶長12年に只洲宮をともに塩釜の社地に移しました。
寛文3年4代藩主伊達綱村の塩釜神社造営のとき本社より巽の方に引き離して方九尺、栃葺の貴船、只洲の二社を建てましたが、元禄8年(1695)の造営に当り、綱村の判断により右宮、左宮を正殿とし、塩土翁の宮を別宮に建て、貴船、只洲の二社はもともと塩釜の社になかったことと別の場所に移すことで神の御威光も増すという配慮のもとに二社を除外別造営することに決め、神占によって現在の地古内村を御社地と選定して移し、佐々布八郎右衛門景信、鹿股伝九郎利助を作事奉行に、内藤五左衛門俊広を大工とし元禄9年2月29日着工、同年9月23日に上賀茂社の正遷座の儀を行い御祖神社として奉斎しました。同年10月14日上賀茂神社棟立、翌10年正月29日には上賀茂社の正遷座の儀を行い別雷神社として奉斎しました。
境内の八咫烏(やたがらす)神社も同時に成り、社領20石、禰宜領24石の地を付せられ、鎌田氏が代々神職として奉仕しました。
神社所有の御棟札は元禄9年(1696)と翌10年(1697)の物二枚で宮城県指定の重要文化財です。
貴船神社の遷宮地は諸書に宮城郡市川村とも古内村ともあるが明証がありません。本社は京都市左京区鞍馬貴船町鎮座のもと官幣中社の貴布禰神社で、祭神は闇於伽美(くらおかみ)神といわれ祈雨祈晴の神として崇教される式内大社です。

御祭神

鴨建角身命(かもたけつねみのみこと)とその女多々須玉依姫(ただちたまよりひめ)の2柱

祭典日

歳旦祭    1月 1日
どんと祭り  1月14日
春季例祭   4月29日
夏越大祓式  7月31日
秋季例祭   10月 7日
七五三祝祭  11月

文化財・天然記念物

多羅葉(たらよう)の木は賀茂神社の境内にございます。
●本殿二棟 宮城県指定重要文化財(昭和39年9月4日指定)
●イロハモミジ・多羅葉の木 宮城県指定天然記念物(平成11年7月2日指定)

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神社の風景

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鎮座地住所

〒981-3123 泉区古内字糺1
市営バス 八乙女駅発 加茂団地・長命ケ丘行き 賀茂神社前バス停下車
宮城交通 加茂団地・長命ケ丘行き 賀茂神社バス停下車


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