お七夜と命名
赤ちゃんの名前は、誕生後の7日めのお七夜(おしちや)に付けるのが習わしです。昔は、誕生しても必ず無事に育つとは限らないことが多かったために、お七夜は、赤ちゃんの無事な成長を確かめる大切な節目でした。 名付けは、両親、祖父母、あるいは尊敬している知人、仲人さん等にしてもらいますが、名前は、赤ちゃんにとって一生付き合ってゆく大切なものですから、神社にお願いして神さまから授けていただくのもよいでしょう。 赤ちゃんの名前は、命名書に書いて神棚に供えます。
赤ちゃんの名前には、両親の願いが込められています。その意味では、両親が子供に贈る、最初で最高の贈り物といえるのかも知れません。 やがて子供が大きくなって、自分の名前のことを考えるときに、両親が自分の名前に込めてくれた願いに気づくのではないでしょうか。
命名書の作り方
命名書は市販されていますが、自分の家で用意する場合は、奉書紙(ほうしょし)を二つ折にし、さらに縦に三つ折にして書くのが正式です。 墨はできるだけ濃くすり、楷書ではっきり書いて下さい。