初節句
3月3日を女児の節句、5月5日を男児の節句として祝いますが、生後初めて迎える節句を「初節句」と言います。初節句には縁起物を贈答するなどして赤ちゃんの健やかな成長を祝います。
雛祭り
3月3日の雛祭り(ひなまつり)は女児の節句で、雛人形を飾り、白酒・雛あられ・菱餅を供え親しい人を招いて祝います。雛祭りは、桃の節句、弥生の節句とも言われます。
雛人形
古くは人形(紙で人を形どったもの)で体をなでて身の穢れをそれに負わせ、海や川に流す風習でした。この人形と飾って遊んだりする人形が結び付いて、雛人形になり、雛祭りになったのです。
端午の節句
5月5日の端午(たんご)の節句は男児の節句で、鯉幟(こいのぼり)・菖蒲(しょうぶ)・武者人形などを飾り、粽・柏餅を供えて祝います。
鯉幟・武者人形・兜(かぶと)
菖蒲と尚武が同音であることから、5月5日が男の子の節句となりました。立身出世しますようにと鯉幟や、強さを意味する武者人形が飾られるようになったのです。
菖蒲湯
5月5日に菖蒲の葉を風呂に入れて浴する風習です。 菖蒲は昔から薬草で、邪気を祓って心を清め、火災を除くと信じられています。
五節句
年中行事の中でも、特に重要とされた日のことをいいます。
人日(じんじつ)の節句 (1月7日)
この日の朝には、七草(芹・なずな・御形・はこべら・仏の座・すずな・すずしろ)の入ったお粥を食べて無病を祈ります。
上巳(じょうし)の節句 (3月3日)
上記参照
端午(たんご)の節句 (5月5日)
上記参照
七夕(たなばた)の節句 (7月7日)
織女祭とも星祭ともいわれ、子供たちの読み書き、手芸などの上達を七夕さまに願います。